FC2ブログ

日々

二〇一四 
   
青空に入道雲のひろがりて夕立待ちわぶ猛暑の日々は

さはやかに涼風わたり赤とんぼ飛び交ふよ秋のおとずれ

多忙なりし過ぎし日おもひある時はひとり静かに読書楽しむ


二〇一五 
    
土砂降りの雨音憂ひ独り居の豪雨被害のニュース悲しき

旅の日の美し白馬山々よ地震に荒れし悲しと思ふ 



青空に湯谷の杜の花吹雪花びらとともに乾杯をする 

暖かき日々続きいる師走の日クリスマスソング街に流れて   

海を来て台風予報こと無きを祈りし日々の寝苦しき夜   

春の陽に湖上きらめきさざ波の返すかなたに多景島かすむ


二〇一六
    
SLの走るひと日は黒煙の空にただよふ熱き夏の日

年老いて英語のテスト苦しみし夢よりさめてひとり笑ひぬ 

秋の香のメニュー揃へし夕餉なり残暑のなかに汗を拭きつつ







伊吹嶺に初冠雪の便りあり寒さ増しゆく師走となれり

北国の雪の便りも届く日々木の色付きて秋深まりぬ 

霜月の朝の寒さ身にしみて疲れし身には家事もせつなく

姿良く味のやさしき若鮎の塩焼きたで酢みどりさわやか


二〇一七
    
降りしきる雪の朝(あした)をうつむきてセンター試験急ぐ若き子

春の風軒をかすめ燕飛ぶ今年も来たねと呼びかけて見る

つつがなく今日も終りぬ窓の辺に夕陽のあかく青葉映して


陽の光水を湛へる水田の緑の早苗あまねく照らす 

陽の光水をたたへし水田の緑の早苗風にそよぎて

梅雨空にワイン色濃く咲く木槿今日も安かれひとりの昼餉

さはやかに秋の気配の流れつつ赤とんぼ飛ぶ台風過ぎて

はや来たる冬の寒さにとまどひて小鳥も静か氷雨の朝は

青き信号おぼろにかすみきり立ちて音の静かに車動けり

あたらしき年を迎へて寒波来ぬ雪降り続き家にこもれり

晩秋の西に傾く太陽はたちまち落ちて夜の気配に



被災地の被害テレビの映しをり心痛みぬここは青空

緑濃く葉ずれさわやか五月の日友と楽しむ初かつをかな

立春の過ぎて春待つこの朝(あした)夢くだくごとぼたん雪舞ふ


二〇一八
    
緑濃き粒の揃ひて香りたつチリメン山椒友より届く

くもり空つめたき雨にぬれし窓ながめて過ごす病床の日を

学生に返りてうたふ童謡の歌つぎ次に思ひ出のうた

猛暑去りいつしか秋のしのび寄り水の流れにゆるる水草  


新しき年を迎へて健やかに過ごせる日々よ七草がゆ食む

暑き夏の水害台風思ひつつ月見も近し虫の音高く

幾人の思ひ重ねて今日を生くすこやかなりし朝のひかりよ

コハクチョウ琵琶湖に飛来のニュース有り秋も日毎に深まりゆきて

しんしんとぼたん雪舞ふ静けさを破りて朝の間違ひ電話

巣立ちゆく軒を幾度もとび巡る別れ惜しむつばめの親子

長雨の過ぎて猛暑のおとづれに被災地被害のニュース続けり

立秋を過ぎても続く暑い夜窓の虫の音秋と思ひし




行く人6


検索フォーム